リオデジャネイロオリンピックが危険って本当?治安は?デモもある?

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リオデジャネイロのオリンピック開催が迫ってきましたね!オリンピック開催地といえば、大量の外国人がドーッと押し寄せてきて、地元でたくさん食べたり飲んだり買ったり遊んだりして、何かとお金を落として行ってくれて、経済効果ヤッホー!というイメージがありますが、そんないい面ばかりと浮かれてはいられないようです。ここにきて、リオデジャネイロの警察官や消防士たちがデモを起こしている模様。なんでも、「オリンピック観戦客を危険から守れない」とのことで…。一体、何があったの?

リオデジャネイロのオリンピックはいつから?

リオのオリンピック開催日をご存知ですか?2016年8月5日ですよ。あ、あと1ヶ月で始まるじゃないですか!

そして、開催期間は2016年8月5日〜8月21日までの17日間です。2週間強のこの期間、熱い戦いが繰り広げられる予定なのですが、開催まであと1ヶ月に迫っている今、本当に開催できるのか危ぶまれる事態が次々とクローズアップされています。

リオデジャネイロの治安に不安、デモが起こっている?!

現在、リオデジャネイロでは第二次世界大戦以降歴史的な経済危機に陥っています。それにより、警察官や消防士など地元の治安を守る職員への給与支払いが今年に入ってから遅れていることを受け、職員たちが「リオデジャネイロは危険だ」と訴えるデモを行っています。

「WELLCOME TO HELL」=「地獄へようこそ」と書かれた横断幕を掲げ、「給与が支払われないので、オリンピック観戦客などリオデジャネイロに来る人達の安全を保障することができません!」と空港などで訴えかける事態になっています。

リオデジャネイロの荒れている状況、そして安全を取り締まる組織が機能しない恐れがある…となると、オリンピックを観戦しようと現地に行く人たちは、どうやって危険を避け、安全に過ごせばよいのでしょうか?

◆なぜリオデジャネイロは財政難なのか?

ブラジルの経済の大部分は、石油の輸出による利益に頼っています。リオデジャネイロがオリンピック開催地に選ばれた当時は、ブラジルは新興国の代表格として順調に経済成長を果たしていましたが、2015年の後半から原油価格が下落したのを受け利益が大幅に減少、現在では深刻な経済危機に直面しているのです。

その結果、リオデジャネイロでは公共交通機関や警察、病院などの施設運営も満足にできないような事態になっていて、正直なところオリンピックを開催している場合ではない、という状況のようです。

リオデジャネイロオリンピックは開催されるのか?!

果たして、リオのオリンピック開催は実現できるのでしょうか?この経済危機についてリオデジャネイロが予定しているのは、財政非常事態宣言を行って連邦政府からの緊急財政援助として、9億ドルの資金援助を受けることを目論んでいますが、現時点ではまだ、連邦政府から緊急財政援助の決定はなされていないようです。

オリンピック開催は実現するのか?資金不足で、まさかの中止となるか?現在は、まったく先が見えない状況になっています。